先日、あるお客様が運用している現場に行って、簡易な運用アセスメントを行ってきました。
何度か行っているのですが、運用の監査的なイメージで捉えるようで、非常に最初は
お互いがギクシャクした感じとなり、話が和らぐまで、いろいろと話をします。
まあ、もし自分がPJのTOPだったときに、上司から監査が来るよと言われれば、
同じ感じになるときも、若い時にはあったかもと思います。
こちらとしては、現状では、このようなリスクが発生する場合がありますねとか、
ここは、コンプライアンス上問題ですねとか、早期に改善が必要ですね、でもこれは、
中期的に改善していきましょう。というような、今後に向けた改善について、助言する
役割と思って、毎回行っているんだけどなぁー。
昨今は、リスクに関するニーズは高いものの、まずはコスト削減のために調査ということが
多くなってきています。
リスクとコスト。(反比例する場合もあります)
監査(というかアセスメント的なもの)で重要なのは、本質的な問題に対する改善点を
見つけ出し、改善について助言し、運用責任者さんにやる気というか取り組んでもらうこと
だと思います。実際に実施してもらわないと意味がないですから。
ITIL、COBITなど、運用の標準的な考えというものが、世の中に出てきていますが、
実際は、長年培ってきた運用を大きく変えていくことは、時間がかかります。
それは、やはり、人が行うということだからと思います。
携わっている人を以下に、改善という楽しさややりがいを感じさせるかは重要な
ことと、感じています。
そう考えると、トヨタの改善という取り組みは、すごいですよね。
もうそれが、文化として根づいているということ。
ソフト開発会社としては、開発も改善、改善で常に良い品質のもの、お客さんの価値観を
共有できるようにすることなど、行うべきところは沢山ありますねぇー。